ニュースをつけたら、今朝ロンドンの地下鉄の駅で起きていた事件を報道していました。
環境活動家が地下鉄の車体の屋根に乗り込んで横断幕を掲げていたのを、ホームにいた乗客が引きずり下ろしてボコった、ってお話でした。
いろんな意味で怖いなー、と思うお話ですよね。
まず活動家ってのが、ちょっと前にもセントポール大聖堂で座り込みして、ついでに自分の手を建物や地面に接着剤で貼り付けるってパフォーマンスをしてた人たちだったと記憶してます。トイレとかどうしてたんだろう?
環境を気にかけるのは非常に大事でしょうけど…うーん…やり方が…。
今回の主張の仕方は、朝のラッシュ時の地下鉄を止めちゃうっていう、現時点で一番環境に優しい公共交通機関に迷惑かけてるのも意味がわからないです。
肉を切らせて骨を断つつもりだったんでしょうか?意味不明です。
そして巻き込まれてしまった乗客たちの怒りも理解はできるけど、ボコっちゃダメでしょう。
そもそも、文句だけ言って代替え案を出さないのはズルいと思うんですよねぇ。
理想論じゃなくて現実的で具体的な案があれば、それができるのかどうかとか、達成するにはどうしたらいいかとか、もっと前進した話し合いができるのに、と。
人間がこれだけいてそれぞれが生活をしていかなきゃいけない、でも環境も大事。
難しいところですが、どうせ過激に活動するならイギリスの公共交通機関を大改革してくれれば、かなりの二酸化炭素削減が見込めると思うんですけどね。
毎年必ず値上げされる電車や地下鉄の運賃、でもサービスが向上しているかといえば目に見える変化はないし、縦の移動はできるけど横の移動にはあんまり使えない。
そこを改良すればマイカー通勤が減ってみんなハッピー、などと素人考えをしてしまいます。
だいぶ前ですが、ヒースロー空港に人を迎えに行った際、J Rの慰安旅行?研修旅行?の団体さんが到着ロビーにいたのを見ました。
わざわざイギリスまで来たのなら、いっそのこと日本のノウハウを授けていって欲しいなぁ、なんて思ったりしました。
日本には日本の問題があるでしょうけど、少なくとも現時点ではイギリスの困った制度よりは全然マシで、しかも日本に初めて鉄道技術を伝えたイギリスに、今度は日本が技術を提供するって面白くないですか?
まあ、線路のある土地は国が管理して、線路のメンテ、運行ダイヤの管理、車体、実務はそれぞれ別の会社がやってたら、いったい誰になんの研修を受けさせればいいのかわかんないですけどね。
↓やさしいらしいです↓