もういっそのこと挨拶の言葉をHow are you じゃなくてHow dare youにしちゃえばいいんじゃない?ってくらい活動家さんたちが毎日なんかしらやってるようです。
そろそろ彼らが一体何と戦っているのか、よくわからなくなってきました。
BBC Radio Twoの昼間の番組で、リスナーが電話をしてきてディベートをするっていうのがあるんですが、その日は環境活動家さんと一般の人があれこれ言っているのを聞くともなしに聞いていたら、なんか活動家さんの方がいちいち相手の、主題に関係のない言葉尻の揚げ足を取ってて、広く理解を得なきゃいけないはずなのに広くケンカを売るだけという、むしろ番組出て失敗だったんじゃない?という会話が繰り広げられていました。
そんな活動家さんの話し方で思い出した、日本で出会ったイギリス人女性のお話です。
その女性はオットと同じ学校の先生の彼女という人で、普段はオーストラリアの水族館でボランティアをしていて、彼氏が日本にいるので休暇を使って遊びにきた、という人でした。
彼女がきているから鍋をしよう、ということになりその先生のお宅にお邪魔したのですが、鍋をしようって自分で言っておいて「日本人のしゃーくちゃんがやるのが一番だよね!」と、なんか全ての準備をやらされました。
まあ、材料費は全額出してくれたので、それくらいならときっちりおさんどんをしましたよ。
食事もほぼ終わり、お酒もそれなりに入ってまったりし始めた頃、あんまり私に話しかけてこなかった彼女が声をかけてきました。
しゃーくちゃんはどうして鯨を食べるの?と。
いや、なんか決めつけられてますが、鯨肉って食べたことないし、どこに売ってるのかすら知りませんがな。
なのでそれをやんわり伝えると
「But Japanese kills whales and eat them!(でも日本人は鯨を殺して食べるじゃない!)」
知能が高くて可愛い鯨が絶滅の危機に瀕しているということを水族館でも啓蒙してるのよ、とおっしゃいますが、そりゃ知ってるし、しかも私は食べないって言ってるじゃないか。
あんまりケンカ腰な言い方で嫌になったので、っていうか鯨はまだ絶滅してないけど、ドードーはもう地上にいないもんねぇ。誰のせい?イギリスじゃなかったっけ?と返してみました。
今はこんなこと言わないですが、若くて短気だった私は言い返さないと気が済まなかったんですよ。
そうしたら「How dare you!」って平手が飛んできました。
ここでようやく彼氏くんが止めに入って、私は後片付けもせずにお暇しました。
その後はずっと避けられて、二度と会うこともなく彼女はまたオーストラリアに戻って行ったようです。
この、窮地に立ったら攻撃性が高まるってのが前述の活動家と似ているけど、あのままの彼女で何も変わってなかったら、ひょっとしたら彼女も一連の活動に参加してるんじゃないかしら?とふと思った昼下がりでした。
↓ヤダ!かわいい!↓