英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

Remembrance Sunday

今年は11月10日の日曜日がRemembrance Sundayです。日本語だと…戦没者記念日となるんでしょうか。

第一次大戦終戦を記念して、現在では退役軍人さんとか、全ての戦没英霊に対して敬意を表する日になってますね。

本当は毎年11月11日がその日にあたるんですが、その前後の日曜の午前11時に2分間の黙祷を全国で捧げ、その後各町それぞれイベントを行っています。退役軍人さんやスカウトの子たちがマーチしたりしてますね。

働いていた時は11月11日の11時きっかりに事務所で黙祷を捧げる人もいたりして、その人たちのために会議室を事前に押さえておくなんてこともしました。

年齢が上の方々が特に熱心に活動されているという印象で、若い人たちはポピーのバッジを一応つけているものの、事務所での黙祷には参加してない方が多かったですね。

そんなわけで先週あたりから、スーパーの出入り口付近や街のスクエアなどで募金活動をしている人たちが目につき始めました。

なので、忘備録としてブログに今年の11月10日の午前中には街に出ない、という誓いを書いておこうと思います。

なんでかって?

コトの始まりは上の子が2歳の頃です。

その年のRemembrance Sundayの朝はとても早く午前5時前に子供に叩き起こされていて、私もオットも体感的にはとっくに昼過ぎだと思ってスーパーに買い物に出かけちゃったんですよ。

着いてみたら店内は結構空いていて、ちょっとラッキーくらいに思いながらカートを押しつつ必要なものを物色していました。

すると店内放送が鳴り響き「あと1分で黙祷の時間となります」みたいなことを告げていましたが、やるのは店員さんだけだろうと勝手に思い込んで無視してしまったのが敗因で、この放送で速やかに子供を連れて店外に出ておくべきでした。

再び店内放送が入り「今から2分間の黙祷にご協力ください」と言われたかと思ったら、店員さんのみならず、お客さんたちも全て買い物の手を止めてその場に立ち止まって黙祷をしてるじゃないですか。

私たちは店内の一番奥まった所にいて、出口は遥か彼方です。

私とオットだけなら黙って2分間協力しますが、なんてったって私たちには2歳児がついています。

2歳児が黙祷なんて理解しているわけもなく、ましてや30秒とて大人しくしているわけがない。

声を上げることはないものの、とにかく歩きたくて私の手を引いて先に進もうとするのを必死に制し、オットに助けを求めようと振り返ったら他人のフリしてやがりましたよ。ええ。

家族の中で見た目が違うのを最大限に利用して、いつの間にか5mくらい離れてあらぬ方向を見てました。

他のお客さんには睨まれたり、慈愛の眼差しを送られたり、とにかく冷や汗ダラダラでした。

現在、上の子はもう育っているので2分なら大人しくできますが、なんせ下の子がちょうど2歳ですから、10日の朝はなにがなんでも家から出ません。

人の祈りの邪魔はしちゃダメですからね。

↓コレじゃダメかしら?↓