闇パブ…そんな言葉が脳裏をよぎりました、こちらのニュース。
近隣住民からの通報で警察が駆けつけて捜査したところ、店内のカップボードから飲んだくれたお客さんが見つかったそうです。もちろんロックダウン中なのでお店もお客さんも罰則対象です。
あ、日本語ではCupboardとかいてカップボードと読みますが、イギリスでは「カバード」です。カップボードでも通じますが鼻で笑われます(体験済)。
で、警察が詳しく調べたところ、このパブのオーナーは他の場所にも1軒店を持っていて、そちらの方でも同じようなことをして経過観察処分を受けていたそうで。
反省してないじゃん!!
とはいえ、個人経営のパブは店を開けないと死活問題ですし、ただでさえチェーン店に押されてどんどん閉店の憂き目にあっているので、ちょっとだけ同情しなくもない、かもしれない。けどダメなもんはダメなんだなぁ。
実は義妹ちゃんがかつて夫婦でパブのオーナーだったんですが、村に唯一のパブとしてご愛顧いただいていたのに、巨大資本のパブが村の反対側にできたらお客さんを取られちゃって、結局そちらに売る羽目になったという過去があります。売ってもたいした金額にはならず、生活レベルに変化はなかったそうです。
まだそのパブを手放すちょっと前に、義弟くんの結婚式があって義家族が一堂に会したんですが、終盤になって義妹ちゃんの旦那さんが酔っ払っちゃって「しゃーくちゃん、なんか田舎でも材料がそろって保守的なイギリス人にもウケが良さそうな日本食ってなんだろう?」とやたらと縛りのあることを聞かれて困った思い出があります。
さあ?カツカレーならいけるんじゃない?と適当に返事をしたら、うちのシェフに作り方のレクチャーをしてくれるか?と妙に食いついてきまして。本当に必要なら手伝うけど義妹ちゃんと相談してからにしなよ、と逃げました。
お酒の入ってない時の彼は、パブのカウンター越しだと「お客さん」として当たり障りなく接してくるぐらいで、その他の場所で会っても私の名前すら呼んでくれたことがないのに、お酒の勢いで「そういえば家族にいたオリエンタルなヤツの奇抜なアイディアは使えないだろうか」とかなっちゃったんですかね。
後日義妹ちゃんにそんなことがあったんだよねー、という話をしたら全然知らなかったとのことで、酔っ払いの世迷いごとだったみたいです。
↓私むけの店舗経営↓