英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

古傷をつっついてくるドラマ

The Crown。
色々と物議をかもしているようで、ゴシップネタとしてはもってこいなドラマです。
あくまでドラマだってのに本気にしちゃった視聴者が実在のコーンウォール公爵夫人をSNS上で攻撃して、王室サイドもNetflixに「これはフィクションです」って脚注を入れて欲しいと異例の要請を出したとか出してないとかいう話にまでなってるようで。

中途半端に歴史上の出来事とかイベントが出てくるからついつい実話だと思っちゃうんでしょうけど、だからってご本人に攻撃をかけるってのはよろしくないんじゃないかしら。
ワタシはゲスな部類だから「ホントにこんなこと言ってたら・やってたらウケる〜」という視聴方法なので、根が真面目な人ほど本気にしやすいのかもしれませんが。

ただ、シーズン4の第2話、これはちょっと自分の身に起きたことがフラッシュバックしちゃいましたね…

バルモラル城に招待されたダイアナ嬢が、朝も早くからエディンバラ公に「鹿のストーキング(追跡猟とでもいうのかしら?)にいきましょう」と叩き起こされ誘われて、行ってみたらハイランドを歩きながらの個人面接状態だったというくだりがありまして。
ドラマのダイアナ嬢はもちろんソツなくこなして殿下に気に入られるわけですが、私は義父のポカのせいで身の置き場がなかったという遠い昔の思い出。↓

yomeintheuk.info

横で一緒にドラマを観ているオットに「あのあと、義父は私のことなんか言ってた?」と聞いてみたら「いや、それどころじゃなかったし。あー、でも『あの子は尋常じゃなく気が強いだろう?お前大丈夫か?』とは言ってたね」なんて回答でした。
ガス欠で悪態つきまくりだったくせに、意外と冷静に私のこと見てたのね〜。
今の私なら「あなたよりは冷静ですぜ」と返せるのですが、当時の可憐な乙女には無理だったわけで。

まあ、あの車内面接だけじゃなくて滞在中の会話を総合的に見聞きして、私は時差ボケでもいい嫁を演じきれてたつもりだったとしても、どっかでボロが出てたのを義父が見逃さなかったのかもしれないですが…
思い当たるフシは…あるんですよ、困ったことに。
いや、今更困ることはないんですけど。

その話は次回に続く!

↓我が家で使ったら「めちゃかけハンガー化」して鹿が見えなくなること間違いなし↓