英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

国葬

日本で話題になってる方の国葬じゃなくて、イギリスのお話です。
9月19日月曜日はエリザベス2世女王葬儀のため、イギリス全土が休日となります。
カナダもそれに倣うとかいう話も小耳に挟みましたが、時差があるので中継を夜通し見ることになるだろうから、月曜じゃなくて火曜をお休みにした方がいいんじゃない?なんて余計なお世話ですね。

お母ちゃんとしては、学校がお休みになるので給食がなくて子供たちのお昼ご飯をどうするのか?とか、当日は果たしてスーパーは開いてるのか?とかが気になって調べてみたら、うちの町の小さめのSainsbury'sは閉店してるそうですが、隣町の大型店は休日の営業時間で稼働してるそうで。
焦って買い込む必要もないけど、前もって準備する必要はあるみたい。

そんなことを水曜日のお昼時にオットと話をしていたら「そういえばさ、ウェストミンスター寺院内の生配信をBBCがやるらしいよ」とか言い出しました。
まだ昼時で女王の棺はバッキンガム宮殿に安置されてるし、ここで日本的なノリのYouTuberがキャイキャイ生配信してたらかなり不敬だよね〜、などと軽口を交わして特に生配信のリンクなどを確認するでもなくその話題は流しました。
で、子供らが寝静まった夜になり、オットが「さっきちょっと見てみたけど、多分君好きな感じだよ」とか言いながらテレビでその生中継を見せてきまして。

いやまあ、あの大人数がいるあの空間でおしゃべりしてる人もいなくて余計な音が一切聞こえてこないってのもすごいし、なにげに日本人と思しき参列者の人たちもちらほら散見されるし、厳かでありながら、日本とは違うイギリスのいい意味での身近な感じが見てとれて興味深かったです。

でも一番目を引いたのが、女王の棺をガードしている近衛兵さんたち。
正しくは棺を守護してるのが近衛兵、棺の上に置かれている王冠をガードしてるのがロンドン塔の衛兵、通称「ビーフ・イーター」、そして白いふさふさのついた帽子をかぶっている彼らは騎兵隊。
この騎兵隊さんたちがね、すごいのよ。

長い槍を持って正面に立ってる二人がそれですが、この姿勢で30分交代とは言っても動かずにずっといるって、どんだけ体幹鍛えてるんだろう?と。
画像は正面だから分かりづらいですけど、ほんのすこーし斜め前に体が傾いてるんです。
でも槍は切先が下に向いてて、体重をかけたら床に貫通してしまうわけで、つまり槍は「ただ持ってる」状態ですよね?
それで微動だにせずいるわけですごくない?とオットに熱く語ったら「君は何を見てるんだ…?」と呆れられてしまいました。

いやでもやっぱりすごいよ。
絶対腰やられる体勢だよ?
馬に乗る人たちだから体幹鍛えられてるのかしら??

↓一般にはあんまり知られていない頃からこれを売ってた会社にいたアテクシ↓