英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

スイッチ

下の子のベッドルームの電気のスイッチが「じじじじじ…じじじ…じ…」って音を立てるようになりました。
調べてみたら、”ほっといたら漏電して火事になる可能性がある”みたいなことばっかり書かれていたので早速スイッチを交換することに。

しかし。

日本ではスイッチの交換は資格を持った電気工事士しかやっちゃいけないんですよね。
カバーの部分を交換するのはいいけど、スイッチそのもの(配線)には触ってはいけない、みたいな話を遠い昔に聞いたような記憶が。

でも私が住んでるのはイギリスだし。
ホームセンターには山のようにスイッチの部品が売られてるし、先日行ったIKEAにもスイッチどころか配線から自分でやるタイプの電器がたくさん売られてて、売ってるってことはやってもいいはずだろう、と。
「売ってるけどやっちゃダメ」なんて罠が潜んでてもイヤなので、Google先生に「is it legal to replace light switches(電器のスイッチ交換は合法か)」とお伺いをたてみたところ

Minor repairs and maintenance are permitted, as well as 'like for like' replacements, such as changing existing sockets, switches and ceiling pendants or even replacing damaged cables.
小規模な修繕、メンテナンスは認められています。現状と同じ種類のコンセント、スイッチ、電器の取り付け、そして破損した配線も交換可能です。

というお答えが返ってまいりました。
現状維持ならいいってことらしいですけど…配線をやる勇気は私にはないなぁ…

とりあえずOKってことらしいので、ホームセンターに行って同じようなスイッチを買ってきました。
多分日本語だと「単線片切スイッチ」とかいう名前だと思われますが、非常に単純なヤツで、お値段は£2しませんでした。
説明書は添付されてるって店員さんが言うから特に質問もせずに買ってきたんですけど

外袋にコレが書かれてるだけで…素人には何のことだかさっぱりわかんねーよッ!
こりゃもう見てみるしかないよねってんで古い方のスイッチカバーを外したら

こんな感じになってました。
あら、コレなら図を見るというよりも同じようにくっつければいいだけじゃーん?と、誰に向かってかわかんないですが余裕の態度をとりつつ、内心ドキドキしながら付け替えてブレーカーを戻してみたら、無事に電気もつくし音もしないしコゲ臭くもないし。

今度こそ鼻歌まじりにスイッチを壁に固定させたんですけど…

前のより1mmずつ縮んでるサイズだったらしい…
非常にみすぼらしいことになってしまい、また後日ホームセンターに行って、今度はフィラーを買わないといけないことが確定してしまいました。

なんだよ、もう〜 (*´Д`)=з

↓ElectricとElectronicの違いを英語で聞いてよくわからないまま流した過去が蘇る…↓

ニューお隣さん+1

家族が寝静まった夜中にひとりでネットをうろついていたら、お隣さんからなにやら赤ちゃんの泣き声。
これがうっそうとした山奥とかだったら「すわ!子泣き爺!」とか思うんでしょうけど(ないない)、ニューお隣さんのお姉さんが臨月だというのは前から知っていたので、ついに生まれたんだなぁ〜、すぐに退院できてよかったねぇ、などとほのぼのしてました。

これがね、新生児にしては大変立派な泣き声で、夜の静かな時間帯だと結構よく聞こえるんですよ。
一応念のために言っておきますが、うるさいとかそういう苦情じゃなくて、赤ちゃんが泣いてるとついつい気になっちゃう職業病みたいなもんです。
ありません?そういう条件反射みたいなの。
夜中にエンドレス・ビヨンセを聞かされたらキレますが、赤ちゃんの鳴き声は気にならないとというか、気にはなってるけどいい意味で気になる。
で、どんな子かな〜?名前はどうしたのかな〜?などと色々考えていたら、翌日お姉さんからWhatsAppにメッセージが入りまして、生まれたてちゃんのお写真も添付してくれてました。

ママさんと瓜二つなお嬢さんでした。
お名前は古くはないけど斬新でもない、定番リストには載ってそうな、でも日本人にはちょっと発音しづらい綴りでした。
ランキング表で調べてみたら、割と定番っぽいけどトップ100に入ってなかったのは意外ですが。

yome-2.hatenadiary.org

で、さっそく準備しておいた出産祝いというか、かわいいタオルを持って突撃してみました。
玄関先で渡すだけでサッと帰るつもりだったんですが、家の奥から「上がってもらって〜」とお姉さんに言われちゃい、さらに赤ちゃんを「抱っこする?」と渡され、なんかめっちゃ余裕のある感じでよかったですよ。
渡したタオルにお姉さんよりもお兄さんの方が「うっわぁ!この模様かわいい〜❤️」と反応が大きめだったのが不思議ですが、ちょっと話をしていたらどうやらお兄さんの家系は男児がやたらと多くて今回ものすごく久しぶりの女児だったそうで、一族からいろんなかわいいものが届いて目が肥えてきて「”キュート・マスター”って資格があったらすぐにでも取得できる自信がある」と胸を張ってました。
うん。
もうすでに親バカで何よりです。

↓白人の赤ちゃんは毛がないことが多いのでお隣さんもコレつけて”女児”を強調してた↓

関係ないシリーズ。スタバのカップがクリスマス仕様になりました。もう年末かぁ。

ハロウィン

韓国も渋谷も、すごいことになってたみたいですね、ハロウィン。
韓国の方の惨事はイギリスでもニュースになってました。
もともとその風習がない場所でとりあえず商業的に広めようとするとパリピが乗っかってこういうことになっちゃうんでしょうかね?
やっぱりルールって大事ですよね。

そのハロウィンのルールですが、うちのオットが「知らなかったんだけどさ。玄関先にJack-o'-lanternの置いてある家にしか突撃しちゃいけないんだってね」とか今更言い出しました。
この街に引っ越してきてから数年、子供たちを連れてTrick-or-treatingに出かけていたのはオットなのに何を今更、と。
下の子が生まれた年のハロウィンは、私が体力的にちょっとご訪問の対応ができないってんでカボチャは家の中に飾ってたの覚えてない?と聞いたら「そうだったっけ?」とか言ってるし。
オットの年代、というか地元の方だとあたり構わず突撃してたらしいです。
まあ、言っちゃえば昭和だし?
イギリスも昭和っぽい、いい意味でのいい加減さがあったんでしょうかね。

で、今年は我が家もちゃんとカボチャを玄関先に出して、オットが子供らを連れて歩いている間に訪問者の対応をしたのですが、雨だったせいか思ってたほどちびっ子たちは来ませんでした。
上の子の同級生の子らが何人か来たのと、ものすごく小さい子が親御さんに連れられてはにかみながら小さな声で「Trick or treat…」とか言っててかわいかったのですが、その後来たのはどうみても高校生くらいのでっかい男の子たち。
君ら…年代的に「チビたちの祭りなんて恥ずかしくってやってらんねーぜ」みたいな態度なのかと思いきや、めっちゃノリノリで(たぶん)Stranger Thingsのコスプレしてるし。

イギリスではコスプレができる場所が限られてるから、ハロウィンではっちゃけてるのかなぁ?などと勝手に想像してみましたが、その次に来たのが女子高生3人組で、こちらはどう頑張って想像力を膨らませてみても「ただの私服」。
それともものすごく高度なコスプレで「女子高生の格好をしている女子中学生」だったのかもしれない…
なんにせよ、どちらのグループもお菓子を出したらすっごく嬉しそうにしてたので、見た目はでっかい子たちでしたが、ハートはまだ可愛いのね、多分。

↓ダサくてかっこいい↓

今年のランタン。

街ブラ

Milton KeynesのIKEAに行く途中でWobrunという村に立ち寄りました。
深い意味はないのですが、暇だったので。

ここにはサファリパークがあってそれが有名なんですけど、村自体もなかなか風情があります。

こんな感じ。
ホテルもあって、古い教会もあるからなのか、結婚式風なドレスアップした方々がたくさん歩いてました。
村の家々に駐車されてる車がJaguarだのAston Martinだのの、非常にわかりやすいお金持ちエリアです。

この村に行くのにお屋敷の庭の中を公道が通ってるのでそこを通過する形になるのですが、野生の鹿がいるエリアがありまして、そこの看板には「Kill your speed. Not deer.(速度を落とせ、鹿を殺すな)」的な、”Kill”にかけたダジャレ風注意喚起が掲げられてるし。
下の方に「今年の鹿被害14頭」なんてあるし。
鹿との接触事故だと、車の方も無事では済まないだろうからなぁ…

オシャレな家具屋さんの前には、これまたオシャレにカボチャが飾られてます。
でもさー。
ちょっと立ち寄ってみたんですけど、常連さんなのかお友達なのかわかんないけど、その人たちとひたすら喋ってるだけで商売っ気がないというか、こっちのことはガン無視という、いかにも金持ち風な接客の仕方がちょっとだけムカつきました。
田舎の閉鎖的なところでも入店してきたら「Hi」くらい言うよ?

置いてある家具はオシャレではあるけどそこまで高くはなかったのですが、うちは家具を増やす予定はないのでホントに冷やかして終わりだったので、ある意味その態度は間違ってなかったけどね。
こいつら絶対買わないって予感は正しい。

家具屋を出てハイストリートを歩いていて発見したパブの入り口の看板。
もうちょっと筆圧上げて綺麗に書いてよ、とも思いますが、集客目的ってわけでもないんでしょうねぇ。
地元の常連が集うパブ、って感じ。

ここには入らず、車を停めていた駐車場近くのホテルのお庭で休憩をしてからIKEAに向かったのですが、ホテルの外壁に

チャールズ・ダイアナご成婚記念のタイルが。
ここまでガッツリ埋め込まれてたら、離婚した時に取り外せなかったんだろうなぁ(`∇´ )にょほほほ

あ、本日からイギリスは冬時間に戻りまして、日本との時差は9時間になりました。
時計が前後するたびに「この制度いらないくない?」と思ってるのは私だけじゃないと思うんですけどね。

↓ふっつーの人だったってことよね↓

ドッペルさん

どうも。
ロックダウンを言い訳に1年以上歯医者さんをサボってたしゃーくちゃんです。
子供たちの歯科検診はちゃんとやってたのに、自分の分は「私立の神歯科に行くと高いけど、子供らと同じNHSの歯医者さんに登録し直すのもめんどくさい」とかウダウダしてたら、左上の奥歯がなんか沁みるようになってきちゃいまして。

で、意を決してNHSの方に連絡を入れたのですが、取れた予約は11月の第2週…
神歯科のWeb予約の方はさらに先しか空いてない状況だったので、とりあえずNHSの方を確保しておきましたが、いやぁ…どんどん痛くなってるような気がして…
歯って大事ですからねぇ。

ニュースなどによると、田舎の方はNHSの歯医者さんの年内予約は絶望的らしいですし、下手したら新規の登録は受け付けてないから、遠くの街まで行くか、諦めるかしかないらしいですので、それに比べたらまだ幸せなんでしょうけど。
などと、サボってた自分が一番悪いってだけの話ですね。はい。

今週はハーフタームでひたすら子供たちと向き合う日々だったのですが、子供らのお友達はなぜかイタリア・スペイン旅行ブームらしくってほとんどお出かけしちゃってて遊ぶ相手がおらず、町をうろついたりするくらいしかやることがなくて。
子供らを連れて町のタイ食材店に二度ほど立ち寄ったのですが、そこでなぜかオーナーさんから毎回「アナタはマレーシア人だったわよね?」と確認される謎現象発生。
マレーシア人は毎回納豆を購入するんですか?と思いつつ「違うよー日本人だよー」と答えていたら、二度目に「あら、アナタのそっくりさんが何度か来てるけどマレーシア人って言ってたわよ。今度彼女にアナタの話もしておくわね。」なんて微妙に信憑性があるような言い訳をされました。
ホントなら会ってみたいけど、実は似てないとなるとガッカリするかもしれないので会いたくないような気がしたり。

そんな会話をしてたので、店を出てから下の子に「マレーシアって何?」とか聞かれ、上の子がドヤ顔で「アジアにある国の名前だよ」と教えててちょっとほのぼの。
お母ちゃん、その昔シンガポールに行った時にジョホールバルまで足を伸ばしてるからマレーシアにまったく無縁ってわけじゃないんだぜ、と自慢しようと思いましたが、それはそれでめんどくさくなりそうなのでここで自慢。

↓あとこの方、マレー語でも歌ってるし。ラササヤン。↓

関係ないシリーズ。立ち寄ったオサレカフェ、客の半数以上がパソコン開いて仕事してた…私ら親子、場違い…

人脈

リシが首相になったということで、為替相場がいい具合にちょびっと回復してくれてます。
£1が170円になったりちょっと下がったりでありがたい限りです。
そんな話をオットとしていたら、上の子が「私も総理大臣になれるのかなぁ?」などと聞いてきました。

まあ、なりたければ頑張ればなれるだろうけど、なるまでに色々やらなきゃいけないこともたくさんあるし、席はひとつしかないから頑張ったからって絶対になれるとも限らないねぇ、なんて曖昧に答えたら、オットが「You need to meet the right people(人脈が大事だよ)」などとそれこそ夢のかけらもないことを言い出しまして。
おいおい、と思ったら、上の子は「That's fine! I have lords of friends!(なら大丈夫!友達たくさんいるから!)」と屈託なく答えててちょっとホッとしました。

確かに上の子自身は学校で一緒に遊ぶ子がたくさんいるし、家での話題でもいろんな子の名前が出てくるのでそこについては心配してないんですけど、なんせお母ちゃんが人脈に恵まれてないもんだから、プレイデートとかあんまりやってあげられなくて申し訳ない…
しかも高学年ともなると、他の子たちは何気にいろんな習い事とかやってて時間が合わないなんてこともあるし、上の子についてはもう、この先自分で切り拓いてください、と。

それで思い出したのが、高校生の息子さんと上の子と同い年の娘さんがいる私の友人。
彼女いわく、娘の方はまだ若干手がかかるけど、高校生の息子の方はもうなんか勝手にやってるし、詳しくは突っ込んで聞いてないけど、どうやら彼女もできてデートとかしちゃってるらしい、なんて言ってました。
中学校に入学した時点で携帯を買ってあげたらしいのですが、そこから今までの交友関係とは別に色々広がってそんなことになったらしいです。

今時の子、と話を片付けることもできますが、やっぱり小学生の時は近所の子たちと遊ぶけど、中学になれば他校の生徒とも多少交流があったし、高校生ともなればバイトだなんだで親の知らない世界に移動していくものですから、そんなこんなで上の子が人脈を作って政治家になる可能性もゼロじゃないんだろうな、と。

その前に「高校生でデート」に若干引っ掛かりを感じるけど…
いや、私もギリ高三だったから…卒業間近だったけど…ぐぅ。

↓トイレで力みながらスピーチを草案するおっさん↓

関係ないシリーズ。とあるお店で視線を感じて見上げたらヤツがいた。

得手不得手

予想外なことにボリスが立候補しなかったので、そのまますんなりリシ・スナクさんが次期首相になることが決定した月曜日。

ニュース速報が入った瞬間、オットが携帯を見ながら「はい、リシ決定〜」などと軽口を叩いていたのですが、前から思ってたけどオットは「さしすせそ」の発音が下手…
”リシ・シュナク”になってるし。
”し”が繋がってるから発音しづらいのかしら?と予想してます。
それを聞いてた上の子が「She sells the sea shells on the sea shoreって言ってみて!」などとからかって、案の定オットは言えず、そのかわり下の子が短時間のうちにものすごく上達してました。

なお、うちのオットは「たちつてと」の日本語発音もかなり下手で、追加と言えずにスイカになるし、鶴と言えずにチュルになる、そんな人です。
夕飯の支度ができて私が「ご飯だよ〜」とみんなに声をかけると、オットもこどもたちに「Hey, it's GOHAN time now(ほら、ご飯の時間だよ)」なんて言いながらテーブルにつくように促すんですけど、最近こどもたちは「ダディ、”ゴォゥハァン”じゃなくて”ご・は・ん”だよ?」なんて発音指導をしてたりします。

別にオットはもう日本語ができなくてもいいんですけど、日本に8年住んでて妻は日本人なのにここまでできないってどうなんだろう、と。
よくこれで英会話講師なんてできてたよなぁ、とか思ってしまいます。
外国人講師は生徒に対して日本語を話してはいけない、なんてルールのある教室はたくさんあるけど実は講師の方は日本語バリバリ、みたいなこともたくさんあるのに、オットはそれに甘えて日本語をまるで勉強してこなかったのが丸見えですね。
ま、私も長いことイギリスに住んでるくせに知らないこととかたくさんあるし、それが何か?くらいの態度ですので、人のことをとやかく言えた義理ではないんですが。

それはともかく、自分より年下の首相が据えられたことに密かにため息をついているしゃーくちゃんです。

↓個人的には”恥を捨てて女優になりきる”がコツ↓

関係ないシリーズ。キノコの時期がやってまいりましたね。